痛風が「痛い」理由


痛風を発症すると、まず例外なく「痛い」という感覚に襲われます。しかも、それは日常のちょっとやそっとしたことではなかなか感じることがないレベルの、「かなり激しい痛み」であり、発作が起こると居ても立ってもいられないほどの苦痛を味わうことになります。ですから当然、「痛くない痛風」などこの世には存在しません

では、なぜ痛風がそんなに「痛い病気」なのかということについて説明します。痛風というのは、血中の尿酸が高濃度になり、血中で結晶化しやすくなってしまいます。尿酸が結晶化すると、ガラスの破片が尖ったような状態の結晶が大量に発生します。

それが関節周辺の神経を突き刺すのです

風が当たらなくても痛い


神経というのは、何かちょっとした接触が起こっただけで相当な痛みを発するものですから、これにトゲのようなものが突き刺さるとなると、その痛みの激しさ樽や、筆舌に尽くしがたいものがあることは想像いただけると思います。だからこそ「風が当たっただけで痛い」とも言われるのが痛風という病気の特徴なのです。

ただ、厳密に言えばこの言い方も適当ではありません。というのも、発作が起こっている状況下においては、風が当たろうが当たるまいが、何もしなくたって猛烈に痛いのが痛風だからです。何しろ神経にトゲが突き刺さっているわけですから・・・。

このように、痛風がいかに恐ろしい病気であるかということをご理解いただけたのではないかと思います。ただ、「痛い」ときだけが「痛風」なのではなく、現在の医学では「完治不可な全身疾患」という認識が必要になります。

痛風の痛みはいつまで続くのか?


痛風は、その痛みにも違いがあるようです。チクチク程度が続く場合もあれば、それこそ激痛というものもあります。チクチクや違和感は痛風の発作というより、実は痛風の発作の前ぶれとも言われています

前ぶれがあってからすぐに発作が起きないことも多く、1カ月後に起こることもあれば1年後に起こることもあるようです。本当に激痛があっても2〜3日がピークと言われています。とはいってもこれも個人差があって長い人は、2週間程度完全に引かないこともあるとのこと。

発作の期間の平均は1週間程度のようです

そして必ず発作は落ちつくものなので、炎症があってもほとんどの場合はそのままでも治っていきます。ただし痛みが絶えられないときにはステロイドなどで治療をすることもできるとのこと。

放って置くとだんだん発作の間隔が短くなり、痛みのひどくなるので早い治療がおすすめです。またそのままにしておくと、関節の痛みだけでなくアキレス腱や骨の破壊にもなります。そして尿細管にこびり付くと腎臓の働きを阻害したり慢性腎炎や腎不全、尿路結石になることもあるので、軽く見てはいけない病気なのです。

しかしなかなか初期治療ができないのは、発作があっても軽いうちは痛いもそれほどでなく、発作も数日で戻ってしまうため、たいしたことなく原因の追及もしないからなのです。そして痛みがひどくなっても単なる関節痛だと思い、鎮痛剤などを飲んで抑えてしまうということも起こります。

鎮痛剤が悪いのではなく、本当の原因を調べようとしないことが一番病状の悪化につながります。関節痛が何回か繰り返されるようであれば、1度内科で検査を受けるようにするといいでしょう。痛風の可能性があるかも知れません。そしてもしその可能性があるなら早めの治療をすれば早く改善されます。

ただし、また食生活や生活リズムなどが乱れてしまうと、発作が数年出てなくても出てくることになります。発作は健康のバロメータでもあり、恐ろしい病気の入口でもあるのです。


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