痛風の宣告


聞いていた話では、「痛風」の痛みというのは尋常ならざるものではないということで、最初の痛みは「痛風」のそれとはあまりにも違うように感じたため、不思議なものでその後どれだけひどい痛みになっても、まさかそれが「痛風」だとは思わなのいのですから、まったく私という人間はおろかなものです。

足を引きずりながら診察室に入ると、いつものようにかかりつけの医師の、「どうしましたか?」の声が聞こえるものとばかり思っていたら、「おい、どうしたんだ?捻挫か?」といきなり声をかけてきました。

「いや、特にぶつけたとか・・・覚えがないんですよ」というとすぐに、

「そりゃぁ、痛風だろ」

と言い、足を見せました。そっと私の足に触れてみて、特に検査も何もせず、

「まだ腫れてる感じじゃねぇけど・・・これじゃしょうがねぇから、痛み止めと尿酸を下げる薬を出しとくから、それ飲んで今日はおとなしくしてるんだな」

と言い、加えて

「ちょっと痛みが引いてまた来て検査しろ、なぁ。まあまず間違いなく痛風だろうけど、痛風っていうのは単に足が痛いっていうだけじゃないんですよ。全身疾患なんだけど・・・まあ膠原病だな」


と言いました。

私は「痛風」も知っているし、「膠原病」についても多少知識はありましたが、まさか「痛風」が「膠原病」の一種であるとは思っていませんでした。どちらもとても恐ろしい病気であるという認識はありましたが、まさか自分がそのどちらにも属しているとは思いませんでした

正直このときにはものすごくショックでした・・・

痛み止めの薬について


私が駆けつけた病院で処方してもらった痛風関連の薬は2種類ありましたが、そのうち「痛み止め」として出してもらったのが、現在では市販されている「ボルタレン」という薬です。

おそらくご存知の方も多いと思います。今はどんどん薬も進化していますのでどうかはわかりませんが、私が痛風を発症したのは今から8年前であり、当時は「ボルタレンは一番強い(つまり、一番効き目がある)痛み止め」という認識でした。

ただ、私は腰痛も抱えているので、こちらも現在市販されている「ロキソニン」をいつも服用していて、それなりの効果を得ていました。

ところがあるとき、ちょうどその「ロキソニン」を切らせているタイミングで腰痛を発症してしまい、仕方がなかったので、家人が使っている「ボルタレン」を代わりに服用したものの、私の体質には合わなかったのか、あるいは「ロキソニン」に慣れてしまっていたために「ボルタレン」の効果が得られなかったのかどうかはわかりませんが、とにかく「ボルタレン」がまったく効かないということがありました

1度だけではなく、そういう経験が何度かあったため、果たして痛風ほどの痛みで「ボルタレン」が通用するのかどうかは、正直私には疑問な部分もあります。

痛風の場合、たいてい数日後には何事もなかったように痛みが引きますので、痛風がらみであまり長く痛み止めに頼った経験がないため、痛風に対する痛み止めの効果というのは何とも言えない部分があります

痛風と遺伝

実は、最初に駆けこんだときに、湿布などをしてもらっている最中に、「お前、親戚でだれか石っころ持ってる人いねぇか?」と医師に訊かれていました。「は?石っころ?」私は一瞬心霊系の何かかと思いヒヤリとしましたが、医師はすぐに、

「尿管結石とか腎結石の人間はいねぇのか?」

と言い直しました。

ホッとしながら、ああ、なるほど・・・と思いました。「はい、オヤジが何年か前に腎結石になりましたが・・・」というと、医師は「やっぱりか・・・」と、上目づかいで私の顔を見ました。

医師の話によると、痛風もやはり家系、血統と大いに関係していると言います。近親者に結石(かの医師の言うところの「石っころ」)を持っていると、近いところで痛風を発症する可能性が高いというのです。

ちなみに、私の伯父は私とは比較にならないくらいのひどい痛風に悩んでいました。そう考えると、私が痛風に罹ってしまうのは、生活習慣とはあまり関係なく、

もしかしたらなるべくしてなってしまったのではないか・・・

などという気も正直してしまうのです。

ただ、その医師の話では、痛風はあくまでも「膠原病」の一種であり、それはすなわち「完全に治療することが難しい病気」であることを意味し、したがって根拠なく家系や血統を痛風と絡めて考えるのは、ある意味タブーでもあるというようなことを言っていました。しかし、同じような血が流れているんだから、関係ないと考えるほうが不自然だよな、とも言っていました。


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